受験生が9月に必ずやっておきたいこと

夏休みが終わり、いよいよ新学期が始まりました。長い休みの間、自分なりに勉強を進めた人もいれば、「思うようにできなかった…」と感じている人もいると思います。ですが、大切なのはここからです。9月は受験生にとって“夏の努力を秋の飛躍につなげる”ための分岐点。ここでやるべきことをひとつひとつ押さえていけば、冬には自信をもって入試本番に臨めるようになります。

1.夏の学習の振り返りをしよう
まず取り組んでほしいのは、夏の学習の振り返りです。夏に受けた模試や学習に使ったノートを見返して、得意になった分野とまだ不安が残る分野をはっきりさせましょう。間違えた問題はそのままにせず、「何も見ないで解けるようになるまで解き直す」ことが大切です。夏に頑張った成果は、すぐに偏差値として表れるとは限りません。この段階では、点数よりも「前は解けなかった問題が、今は解けるようになった」という感覚を大事にしてください。

2.基礎を確認しよう
次は、基礎の最終確認を行いましょう。9月は、これまで積み重ねてきた土台を固めるラストチャンスです。中学受験なら計算力や漢字。高校受験なら英単語や数学の公式、理科社会の基本単語。大学受験なら英単語・熟語、古文単語、公式や頻出語句などの暗記で抜けがないかチェックしてください。基礎が抜けていると過去問や実戦演習が十分に活かせません。逆に基礎をしっかり固めた人ほど、この先の伸びが大きくなります。

3.志望校のレベルを意識した学習に移行しよう
次に、志望校のレベルを意識した学習にも少しずつ移行していきましょう。中学受験生は過去問を1~2年分だけでも解いてみて、合格最低点との自分の今の点数との距離を把握してみてください。大学受験生は志望校の出題傾向も調べ、苦手な形式は早めに問題演習を始めなければなりません。「自分のゴールはここだ」と意識できると、日々の勉強の意味がよりはっきりしてきます。

学習と同じくらい大切なのが、生活リズムの安定です。新学期が始まると、学校行事など生活が乱れがちになりますが、受験生にとって毎日のリズムは集中力を支える基盤です。睡眠時間や食事の時間を一定にし、勉強時間をできるだけ固定しましょう。特に夜型の人は少しずつ朝型に切り替えていくと、入試本番の朝に力を発揮しやすくなります。

そして、忘れてはいけないのが、模試の活用です。大切なのは偏差値の上下よりも、「どこを取りこぼしているか」を知ること。模試の復習は受けた直後の1週間でやり切るのが理想です。そのサイクルを守ることで、次の模試で着実に成果が出やすくなります。

9月はまだ結果が大きく動きにくい時期です。そのため不安になる人も多いですが、今の努力は必ず冬に実を結びます。夏にまいた種を、秋にしっかりと育て、冬に大きく花開かせていきましょう。皆さんの努力は着実に積み重なっています。ここからさらに一歩ずつ前進していきましょう。