こんにちは。
近年の大学入試では国公立大・私立大や選抜方式を問わず、「英語外部検定試験」の利用が増えています。英語外部検定試験とは、民間の企業・団体が実施する英語の検定試験の成績(級・スコア)を入試において評価する方式で、いくつかのパターンがあります。
今回の記事では、主な外検の概要や入試における評価のパターン、受験生にとってのメリットなどを解説していきます。
《英語外部検定試験を利用する入試とは?》
大学入試において、英語4技能(読む=Reading・聞く=Listening・書く=Writing・話す=Speaking)を総合的に評価することが難しいことから、民間の企業・団体が実施する外検が利用されるようになりました。導入する大学が最近ますます増えており、2024年入試では全大学の6割以上が外検を利用した入試方式を設けており、今後も増加していく見込みです。
《英語外部検定試験の種類》
大学入試で利用できる英語外部検定試験には、英検®、TEAP、GTEC、TOEFL、TOEIC、IELTS、ケンブリッジ英検などがあります。多くの大学では複数の検定を採用しており、受験生が選べるようになっています。旺文社の教育情報センターによると、英検の利用者が最も多く、2024年の一般選抜では、外検を利用した受験生のうち90%以上が英検®を利用しました。
《英語外部検定試験利用入試のパターン》
英語外部検定試験を利用する入試には、主に①出願資格、②得点換算、③加点、④判定優遇・合否参考の4パターンがあります。
① 出願資格
検定の級やスコアの保有が、出願の資格・条件として義務付けられます。例えば、「英検2級以上保有のこと」などです。入試当日の英語の試験が免除される(英語以外の科目で合否を判定する)ことも多いです。
② 得点換算
検定の級やスコアを、英語(外国語)の点数として利用します。例えば、「英検2級=80点」「英検準1級=90点」など。外検を換算した得点と実際の英語試験の得点のうち、高い方を採用するケースが多いです。
③ 加点
検定の級やスコアにより、入試の成績に得点が加算されます。取得している級やスコアのレベルによっては、かなりの高得点を期待することもできます。
④ 判定優遇・合否参考
出願書類の評価や合否判定の際、検定の級やスコアの保有者を優遇するものです。総合型選抜や推薦型選抜など、推薦入試で多く採用されている方式です。
検定の級やスコアの利用方法の決まったルールはなく、大学が独自に決めることができます。詳細は大学により異なるので、志望校の入試要項をよく確認しておきましょう。
《 大学入試に求められる検定の級・スコアの目安 》
大学入試で求められる検定の級・スコアは、英検®で言うと「準2級〜準1級」です。英検準1級を保有していれば、入試においてはかなり有利になります。また、英語検定試験では級の合否のほかに「CSE」というよりスコアを出していて大学によってはこのCSEを求めてくるケースもあります。大学入試で英語検定試験を利用する場合は、「級の保有+とスコア(CSE)」を意識するようにしましょう。なお、CSEは全体のほか英語4技能ごとにもスコアが出るようになっており、大学によっては各技能の最低基準を設けているところもあるので、注意が必要です。
《英語外部検定試験を活用してチャンスを広げよう!》
英語外部検定試験には、複数回受験が可能、もっとも高い級やスコアを利用できる、一つの資格を複数の大学で使用できる、他教科と受験対策時期をずらすことができる、対策が比較的立てやすいなどのメリットがあります。また、英語が得意な人はもちろん、そうでない人にとってもチャンスを広げる手段になるので、うまく利用して戦略的に志望校合格を狙っていきましょう。

