こんにちは。すごい塾アプス校です。
人文科学・社会科学と続いて来た学問発見シリーズ。今回も、理系の生徒さん向けに理・工・農学系の学問分野やと実際の研究内容などについて書いていきます。自分の関心ごとから学問分野を知り、何を学ぶのかを知ってその先の大学を選んでいきましょう。
★関心ワード「スポーツ」「食」「農業」
⇒農業経済学
農業経済学は、社会科学的な観点から日本や世界の食糧問題や農業に関する問題を研究する応用経済学の側面を持っています。たとえば、日本や世界の農業政策の歴史から高齢化が進む地域での農地荒廃の問題の解決策を探るのもこの学問の研究分野です。このほか、農業生産や所得向上やブランド食材の開発や流通ルート開拓も研究対象となります。
また、農業経済学では農業経営への株式会社の進出や農協といった組織研究もしていきます。研究対象は国内に留まらず、農産物の貿易自由化や日本の食料自給率低下に伴う食糧の安全保障問題など国際的な視点からも、農業が抱える課題の解決に取り組んでいます。
【農業経済学の研究事例】
・都市農業経営におけるブランド作物導入の可能性-神奈川県横浜市を事例とした線形計画法による経営分析-(東京農業大学国際食糧情報学部)
・農業法人の資金調達と民間農業ファンドの課題(東京大学農学部)
・主食用米のブランド形成に関する価格プレミアム分析(九州大学大学院農学研究院)
★関心ワード「人間」「犬・猫」「ペット」
⇒獣医学
獣医学は、6年カリキュラムを基本として産業用動物やペットの病気の診断や予防、治療を行う獣医師の養成を主目的にする学問です。
獣医師が活躍するフィールドは、動物の診察や治療だけに留まりません。獣医師の職域には、食品の衛生検査と監督・指導、動物用・人体用の医薬品の開発研究、野生動物の生態調査やその保護など一般的な獣医師のイメージには収まりきらない活躍の場があります。
【獣医学の研究事例】
・改正動物愛護管理法と海外のペット関連規制との比較(日本獣医生命科学大学)
・動物の肝疾患に伴う複合病の組織発生(北里大学獣医学部)
・豚の衛生管理と生産獣医療(北里大学獣医学部)
★関心ワード「食料」「栄養」「免疫」
⇒酪農・畜産学
酪農・畜産学は牛・豚・鶏といった家畜動物の生態や遺伝・繁殖などを研究し、肉や卵、牛乳や乳製品、加工食品の生産・製造技術を向上させ安定的に供給・流通させることを目指す学問です。「酪農学」では、乳牛や羊などの育成と牛乳の生産技術、その加工技術、経営や流通について学び、「畜産学」では、遺伝子や分子レベルの研究などから家畜動物の生育や生殖について研究し育種・繁殖・飼育の技術開発を行います。
また、野生動物の生態系保存や新種の実験動物の開発、アニマルセラピーなどによる動物の癒し効果も研究テーマとなります。
【酪農・畜産学の研究事例】
・ホルスタイン種乳牛におけるMPT診断支援システムを活用した牛群検診事例(酪農学園大学農食環境学群循環農学類)
・競走馬の出走間隔とレース成績の相関に関する研究(日本獣医科学大学応用生命科学部)
・野生エゾシカの肉質に及ぼす懸吊方法の影響(北海道大学農学部)
★関心ワード「環境」「海洋生物」「地球温暖化」
⇒水産学
水産学では、海や河川の有効利用及び魚介類などの水産生物資源の生産技術を学びます。現在海洋生物資源は乱獲や地球温暖化によって厳しい状況に追い込まれており、国際的に漁獲量制限の動きもあります。そのため、「獲る漁業」から「育てる漁業」への転換を図り、魚の品種改良や海洋環境保全の研究も進んでいます。
水産学の研究分野は、漁業・水産資源学・水産環境学・増養殖学・食品生産額などに分かれています。廃棄されたり、これまでに利用されてこなかった海洋性プランクトンや魚、海藻などの水産資源の有効活用を研究する分野では、有効成分の抽出などの研究が成果を上げ、食品に限らず化粧品や医薬品、エネルギー関連分野での資源利用も進んでいます。
【水産学の研究事例】
・貯蔵中のクロマグロの品質変化の解明(近畿大学農学部)
・生鮮刺身の色変わり特性と官能評価(鹿児島大学水産学部)
・クラエビの資源量推定(東海大学海洋学部)
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次回からは医歯薬編に入ります。お楽しみに!

