今回の記事では、経済学部を取り上げてみようと思います。
お金や景気のことを学ぶのかな?などざっくりとしたイメージはあるのではないでしょうか。
《経済学って何?》
人間は、生きるために着るものや食べ物、住む場所を必要とします。服を買ったり、食事をしたり、不動産屋さんからアパートを借りたりする人が活動する中でお金を使うことを「経済活動」といいます。人とそれに伴うお金の動きを分析していくことで、今後の経済の動きを予測し、どんな対策が必要なのか等を協議することができます。
「年金制度は破綻するのか?」「コロナは経済にどんな影響を与えたのか?」など、お金と社会にまつわる大きな問題について考えて改善するための策を考えるのが、「経済学」です。
《経済学部では何を学ぶのか》
経済学部で学ぶ内容は、主に次の3つです。
- 理論経済学
理論経済学では、経済活動のモデルを作り数理的に分析します。例えば、ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学などがここに当てはまります。ミクロ経済学で、ものが売り買いされる価格と量、需要と供給によって決まる受給理論などを学ぶ一方、マクロ経済学は、国民所得や失業率などを対象として、国全体での経済を考えます。 - 応用経済学
応用経済学では、理論経済学がどのように応用できるかを考えます。例えば、労働経済学、公共経済学、国際経済学などがここに当てはまります。労働経済学では、失業に関する問題を失業率・マクロ経済学の知識を使って考えることを学びます。理論経済学で培った基本的な知識を、より現実の経済に当てはめることが応用経済学の役割と言えるでしょう。 - 経済学の「思想と歴史」
経済史、政治経済学、経済思想などがここに当てはまります。時代に応じて、必要とされる経済学の研究は変化します。そのため、経済学そのものを振り返る材料を与えてくれるのが経済史や経済思想です。
《経済学と経営学部と商学部は何が違うのか》
お金に関する学問という点では共通している経済学部と経営学部と商学部。学ぶ内容の中には重なる部分もあるのですが、大違いです。
「経済学」は、社会のなかでお金がどのように動いているのかやそれによって景気がどのように変わっているのかを考え、そのうえで生じる問題をどう解決していくかを探る学問です。
「経営学」は、会社の管理の方法やどうやって利益を出していくのかや、どのような運営方法をとれば組織が永続するかを学ぶ学問です。社会や人々が求めている新しい商品・サービス、新規ビジネスはもちろん、それらを提供する組織やグループを立ち上げ、それを育てることについて考えていきます。
「商学」:企業の生産した商品やお金の流れを対象としています。個々の店舗の経営やチェーンの運営の方法やそれらに影響を及ぼす諸問題と企業と消費者を結び付けるビジネスそのものを学ぶ学問です。
社会全体のお金の動きを学ぶ経済学と、企業経営を学ぶ経営学、企業と消費者を結びつけるビジネスを学ぶ商学。この3つの学問は親戚のような近い関係ですが、視点を合わせる場所が大きく異なっています。どの方向に進むか迷ったときは、自身の興味がどの視点に向いているのか、考えてみるといいでしょう。
《経済学部の人はどんな仕事に就くの?》
経済学部出身の人の就職先や進路は、保険会社、金融会社、証券会社、公認会計士、税理士、行政書士、社会保険労務士、中小企業診断士、宅地建物取引士、ファイナンシャル・プランナー、コンサルタントなど多岐にわたります。
保険や金融、税務など、お金にまつわる専門職には、必ず経済学のベースが求められます。また、企業の経理部門で求められる簿記の資格取得にも、経済学の知識が役立つでしょう。
以上、経済学部で学ぶ内容についてご紹介しました。
これから大学について調べていくときの参考にしてみてください(#^^#)

